Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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Research Abstract |
上皮性卵巣癌の治療成績は向上したが、進行卵巣癌(III、IV期)での5年生存率は、未だ30%程度である。特に、腹腔内病変IIIc期の5年生存率が約20%であり、治療成績改善のためには腹腔内病変のコントロールが最重要となるため、腹膜播種病変に対する治療の研究・開発は、まず検討されるべき重要課題である。さらに、2006年ASCOで発表されたGOG正82の検討では、卵巣癌に有用とされる薬剤の組み合わせだけでは長期生存は改善されず、化学療法以外の新規治療戦略の導入が早急に必要であることが判明してきた。我々は、その新規治療戦略として、世界に先駆けて卵巣癌を標的とした増殖型ヘルペスウイルスを用いたウイルス療法に着目し(Gymecpl Oncol91:81-8,2003)、現在までに腹腔内播種腫瘍治療に有望なヒト単純ヘルペスウイルス1型(HSV-i) : HF10を同定している(Arch Virol 148:813-25,2003)。このウイルスを用いた卵巣癌・腹膜癌に対する新規ウイルス治療開発を目的として、以下の点につき研究を行った。
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