Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Research Abstract |
本年度は(1)難易度付けの改良,(2)16ヒント問題の探索,(3)本質的に異なる解空間の番号付,に取り組んだ.得られた成果は下記の通りである. (1)解探索ヒューリスティクスの改良,各ヒューリスティクスの難易度重みの改良,及び,バックトラック型解法しかない場合の難易度の改良により,難易度のより適切な付与が可能となった. (2)ある盤目に数を置くと,それ以降いかなる数を置いても一意解が存在しない最大の配置を「一意解制約」と名づけ,問題探索の枝刈を行う.具体的には,解盤面が与えられると,一意解制約を探索し,BDDシステムBEM-IIへのスクリプトに変換し,BEM-IIで解き,その出力を問題に変換し,一意解しか持たないかのチェックを行い,パスした場合が所望の問題となる.17ヒント問題に対して,Dancing Linkを応用した後戻り型探索プログラムを実装し,質の悪い場合でも30秒程度探索が終えるようになった.しかし,これでも16ヒント問題の全探索にはまだまだ不十分である. (3)解盤面の個数は6670903752021072936960≒6.7×10^<21>個であり,戸神・渡辺氏はそのような解盤面の一意に番号付けている.我々は,本質的に異なる解盤面5472730538≒5.4×10^9個に対して,一意に番号付を行うシステムを開発した.これを通じて,16ヒント問題探索空間を大幅に減らすことが可能となった. また,昨年度発表した「数独の問題作成支援システムの設計と開発」(前田・奥乃)に対して,情報処理学会第70回全国大会大会奨励賞が授与された.公開中の本システムは,「人が解く様子を再現できる点でこれに勝るソフトはない」という評価を得ている.
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