聴覚モデルに基づく新しい人工内耳の音声・音楽情報処理の研究
Project/Area Number |
19650038
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Perception information processing/Intelligent robotics
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
北澤 茂良 Shizuoka University, 情報学部, 教授 (00109018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 聡 愛知医大, 医学部, 教授 (00232653)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 人工内耳 / 人工内耳装用者 / ストラテジー / コクレア / CSPE / ACE / フィッティング / ストラテジ |
Research Abstract |
CSPE方式人工内耳の調整方法(フィッティング:fitting)として、音響的にT/Cレベルを測定する方法を開発し、さらに、そのTレベルを等ラウドネスとなるように調整することによって人工内耳装用者の装用感と語音聴取を大幅に改善できるという昨年度得られた知見に基づき、ACE方式においても等ラウドネスとなるように調整することによって装用感と語音聴取の大幅な改善が得られた。本実験は被験者2名について効果を確認している。CSPE方式人工内耳を更に長期に渡って装用することの効果を確認する調査を継続中である。 音楽のためのコード化法として検討として、電極刺激と音高の識別関係性を調査し、人工内耳による音楽聴取の問題点を明らかにした。この調査結果に基づき、人工内耳装用者に適した音楽を生成する手段を開発し、人工内耳用音楽を生成し、人工内耳装用者2名に試聴していただき、一部の樂曲についてはよく分かるという回答が得られている。その中で音楽として聴取困難な樂曲の問題点が明らかになったので、引続き、研究を継続する。本方式については特許申請を計画している。 人工内耳の生活環境での音響的特性の測定及び改善のために狭空間での特性の測定を行い、学会発表を行った。聴覚医学会にてCSPE方式と常用のACE方式人工内耳の音響的T/Cレベル測定に基づく調整方法と評価結果について発表を行った。その他、日本音響学会秋季及び春季研究発表会において研究成果を発表した。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)