利用者とオブジェクトの特性に応じた文化財コンテンツ解説文の言い換え支援
Project/Area Number |
19650055
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報図書館学・人文社会情報学
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
神門 典子 National Institute of Informatics, 情報社会相関研究系, 教授 (80270445)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 情報図書館学 / 言い換え / 文化遺産 / 自然言語処理 / 利用者調査 / 図書館情報学 / メタデータ / 子供向けメタデータ |
Research Abstract |
文化財デジタルアーカイブで画像とともに提示される解説文について、通読性を保持しながら、子供や専門知識がない人など、異なる背景知識をもった利用者にも分かりやすく書き換えることを支援することを目的として研究を進めた。 まず、専門家向け解説文とサイエンスライタが子供向けに作成した解説文とからなるパラレルコーパスを分析し、書き換えのルールを導き出した。書き換えは、用字、用語、構文、意味、文間の関係や文章全体の構造や長さなどの談話・文章論、語用論という多様な言語処理のレベルにかかわる事象であるが、本研究では、特に専門用語の書き換えに着目し、専門用語の書き換え支援システムを実装し、書き手と読み手の双方に対して、評価実験を行った。 書き換え支援システムは、「書き換え箇所判別」と「書き換え表現の提案」というモジュールからなり、利用者は、提案された書き換え表現を、適宜、編集できる。書き換えは、専門用語の上位カテゴリ、用途、形状などの補足説明を文中に織り込む形で、並置される画像を参照しながら、簡潔な補足説明で、利用者が無理なく内容を理解できる方式をとった。書き手による評価実験では、とくに、書き換え箇所同定モジュールについて高評価であった。WEBアンケートによる複数の子供向け解説文の比較評価では、事後インタビューでは、補足説明がある解説文だけを探して読んだなど、簡潔な補足説明が得られる本方式が、特に、高評価であった。IT用語、社会制度用語など異なるドメインへの適用可能性を検討した。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)
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[Journal Article] コンテンツが導く知識の発見と学習 : 博物館収蔵文化財コンテンツを用いて2008
Author(s)
神門典子, 井上洋一, 相原健郎, 山田太造, 藤沢仁子, 岩佐光晴, 田良島哲, 長田茂, 上原祐介, 馬場孝之, 安達淳
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Journal Title
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