Project/Area Number |
19650099
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurophysiology and muscle physiology
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小田 洋一 Nagoya University, 大学院・理学研究科, 教授 (00144444)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
|
Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
|
Keywords | マウスナー細胞 / ゼブラフィッシュ / 後脳 / 逃避運動 / イメージング / 聴覚 / 触覚 / 分節 / 発達 / ホールセル記録 / カリウムチャネル |
Research Abstract |
成熟した硬骨魚の後脳に左右1対存在するマウスナー(M)細胞の最大の特徴は,単発の活動電位を発生して逃避運動をトリガーすることである.M細胞を発火させる強力な感覚入力は聴覚である.しかし,発達期のM細胞の機能は不明であった.本研究では発達期の逃避運動におけるM細胞の役割とM細胞を駆動させる聴覚入力の投射を調べ,機能的な回路の発達機構を理解すること目的とした.ゼブラフィッシュ胚および稚魚を用いた生理学的・形態学的実験を行い以下の知見を得た. (1)ゼブラフィッシュのM細胞の単発発火特性は受精後90時間以降で獲得される.(2)それに対応して,低閾値型カリウムチャネルKv1がM細胞の軸索初節部の膜に表出する.(3)M細胞の破壊の効果は受精後80時間以降ではじめて有意に現れた.すなわち,M細胞は受精後80時間以降で逃避運動に大きな役割を果たすことが示された.(4)M細胞の活動にとって,もっとも重要な入力である聴覚入力の発達について,M細胞や感覚神経にGFPを発現するトランスジェニック・ゼブラフィッシュを活用して,電気生理学的・形態学的に調べた結果,M細胞が音に応答するよりずっと前に,機能的な聴覚回路は形成されていて,内耳の有毛細胞が音による振動を電気信号に変換する過程が,M細胞の聴覚獲得の時期を決めることを見出した.成果の(3)と(4)については2報のJ. Neurosci.に発表した.
|
Report
(2 results)
Research Products
(27 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Semaphorin-Plexin signal controls epidermal ray morphogenesis bystimulating mRNA translation via elF2alphain C. elegans.2007
Author(s)
Nukazuka, A., Chikuma, M., Fujisawa, H., Inada, T., Oda, Y. & Takagi, S.
Organizer
The 16th international C. elegans Meeting
Place of Presentation
Los Angeles
Related Report
-
-
-
-
-
-
-
-