Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Research Abstract |
【目的】本研究の目的は,肢体不自由者(児)の日常生活における動作およびエネルギー消費の計測方法を開発することである.これが可能となれば,リハビリテーションの効果判定をより日常生活レベルに即して行うことができる.本研究期間内においては,既存の機器を用いて有効性と妥当性を検討した.【対象】健常成人および健常乳児【方法】健常成人3名で15分間の平地歩行,平地走行,車いす平地自走を行い,エネルギー消費を計算した.エネルギー計測装置として(1)POLAR社RUNNING,(2)MICROSTONE社スポーツメモリー,(3)GMS社製AC201を用いた.健常乳児では寝返り動作をVICON社動作分析装置で計測した.【結果】歩行では被験者3名(A,B,C)の消費エネルギーは,機器(1)(2)(3)それぞれでA(1)58kcal,(2)117kcal,(3)114kcal.B(1)55kca1,(2)92kcal,(3)84kcal.C(1)88kcal,(2)60kcal,(3)107kcal.走行ではA(1)137kcal,(2)114kcal,(3)190kcal.B(1)109kcal,(2)88kcal,(3)167kcal.C(1)180kcal,(2)124kcal,(32)191kcal.車いす自走はA(1)32kcal,(2)48kcal,(3)31kcal.B(1)28kcal,(2)43kcal,(3)38kcal,C(1)44kcal,(2)48kcal,(3)29kcalであった.乳児の寝返り動作は柔軟で,剛体モデル化が困難であった.【考察】エネルギー消費の算出に関し,機器(3)は歩行,走行,車いす自走で有効性と妥当性が確かめられ,計算原理も公開されている.(1)は心拍で,(2)は腕の振りから計算するが,その計算原理は公開されていない.今回(1)(2)(3)はかなり差があり,(1)や(2)に有効性や妥当性があるとは言い難い.今後はこれらを考慮した製品開発が必要と考える.
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