唾液の粘度を用いた無酸素性作業閾値の簡易推定法の開発
Project/Area Number |
19650189
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied health science
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
林 直亨 Kyushu University, 健康科学センター, 准教授 (80273720)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福場 良之 県立広島大学, 人間文化学部, 教授 (00165309)
丸山 徹 九州大学, 健康科学センター, 准教授 (50229621)
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | 唾液粘度 / 運動強度 / 交感神経活動 |
Research Abstract |
本研究は、唾液の粘度が運動強度に伴って高くなるのか、唾液の粘度には変曲点があるのか、あるとしたらそれは無酸素性作業閾値(AT)と関連するのか、について明らかにすることを目的とした。被験者14名(内女性3名)に3分毎に40W(女性では30W)ずつ負荷が増加する自転車エルゴメータ運動を行わせた。各負荷段階の最後の2分間に唾液を採取し、その粘度を計測した。別の日に、ランプ負荷試験を行わせ、その際のガス分析結果よりATを判定した。スピンドル回転数60rpmで計測した唾液粘度は安静時に3.0±0.2cPだったものが、強度の増加とともに減少を示し、ATよりも56±4W低い強度において2.38±0.1cPの最低値を示した(p<0.05)。AT近辺の強度においても安静値よりも有意に低い2.4cP台を示したが、ATを58±4W超えた時点では3.0±0.2cPを示し、安静値と有意差を示さなかった。最大運動強度時には2.71±0.2cPを示し、安静値と有意差はなかった。唾液粘度は運動強度に対してU字状のカーブを描いたので、全被験者の変曲点を14名の被験者全員に判定させた。ところが、これはガス分析の結果から求めたATと関連しておらず、唾液粘度からATを予想することは難しいことが明らかになった。本研究結果は唾液粘度が運動強度に対してU字状に変化することを示した。また、最大運動時であっても、唾液粘度は安静値と差がないことを示した。交感神経活動が唾液粘度を増加させる、というこれまでの予想は、運動時には適応できないことが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
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