Project/Area Number |
19650242
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
鈴木 克明 Kumamoto University, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (90206467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 士朗 熊本大学, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (60419645)
松葉 龍一 熊本大学, eラーニング推進機構, 准教授 (40336227)
根本 淳子 熊本大学, 大学院・社会文化科学研究科, 助教 (80423656)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 教育工学 / eラーニング / インストラクショナルデザイン / レイヤーモデル / モデル構築 |
Research Abstract |
本研究では、インストラクショナルデザイン(ID)の研究領域で集積されてきた知見を、IDに対する誤解を解決し、狭いイメージを脱却するために分類・整理し、IDという言葉を用いる場合に何を問題にしているのかがより詳細に分かるような共通理解を可能にする枠組みの構築を目指した。より具体的には、eラーニングの質保証のための「IDレイヤーモデル」を仮説し、このモデルの妥当性や有用性を検証し、その後に対応するID技法の裏づけを持った形でモデルを公開することを目指した。最終年度にあたる平成21年度は、最上レイヤーにおいて近年新たな研究の知見が蓄積されてきたIDへの美学・芸術的アプローチを中心にレビューし、知見を整理してモデルへの組み込み方法を模索した。レイヤーモデルの枠組みを紹介して既存モデルを枠組みに整理するためのWeb構築についてもその試みに着手し、学会の全国大会でその成果を発表した。これらにより、関連知見を整理・公開する枠組みは整ったものの、IDをめぐる近年の研究成果の蓄積は目覚しいものがあり、その全貌を詳細に紹介するまでに至ってはいない。さらに、紹介したモデルや理論が教育実践に役立つものになるためには、単なる紹介に留まらず、その意味することを実践者が的確につかむことができるような方略も求められている。今後も平成22年度から新たに採択された挑戦的萌芽研究において、研究の結果明らかになった課題を整理し、形を変えて研究を継続していく。
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