機会論に基づくマーケティングを応用した環境ボランティア獲得の為の情報システム開発
Project/Area Number |
19651015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Environmental impact assessment/Environmental policy
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
前田 恭伸 Shizuoka University, 工学部, 准教授 (60270980)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 保文 独立行政法人国立環境研究所, 社会環境システム領域, 主任研究員 (30174387)
淺野 敏久 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (00284125)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 環境活動 / ボランティア / マーケティング / 湖沼 / 情報システム / 野島保護 / エコツアー / 機会 / ヨシ |
Research Abstract |
今年度は浜松市の佐鳴湖でのボランティア活動、広島県での野鳥保護活動、池袋駅周辺のボランティア活動を取り上げ、3つの研究を並行して行った。 佐鳴湖については、ヨシ刈りなど3種類のボランティア活動についてアンケート調査を行い、以下のような知見を得た。まず、身近な関係からの直接の勧誘が有効であること、回覧板のような古典的媒体が有効であること、逆に不特定多数向けの情報提供はあまり有効でないことが示唆された。そこで今回はアンケートで「ボランティア参加の情報がほしい」と答えた人を登録し、その人々に情報を提供するための新しいシステム「みんなでよくしていこう」を開発した。 ボランティア活動への参加意識を調べるために,広島県内をフィールドとして野鳥保護活動支援のためのエコツアーに関するWEBアンケート調査を行った。ここでは観察会に参加することが活動団体の資金支援になるという設定と,この保護活動そのものに参加するという設定の2パターンについて参加意向と回答者の属性の関係を調べた。同時に,実際のツアー参加者に対して別途アンケート調査も行い,このような活動への参加ニーズを調べるとともに,浜松の事例などとの比較対象を行った。マニアックな層に対して訴求力があるということと,野鳥愛好家間の情報ネットワークが集客に効果があることがわかった。 池袋駅周辺のボランティア活動の解析においては、ヨシ刈りとは多くの点で条件の異なる街の環境美化活動を対象に、コスト・ベネフィットや手軽な機会とボランティア参加との関係を検討した。その結果、たまに参加する人にとっては時間のコスト感が関係するが、継続的参加においてはそれは重要でないことが示された。このことからボランティアの継続的参加にはコスト・ベネフィットは関係しないこと、ただし開始にあたっては若干の純益感が必要であり、この点はヨシ刈りの場合と共通であることが明らかとなった。
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Report
(3 results)
Research Products
(19 results)
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[Book] 人文地理学2009
Author(s)
竹中克之, ほか編、淺野敏久, ほか分担執筆
Total Pages
291
Publisher
ミネルヴァ書房
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