Project/Area Number |
19651049
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Nanomaterials/Nanobioscience
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
LIPPMAA Mikk The University of Tokyo, 物性研究所, 准教授 (10334343)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 剛 東京大学, 物性研究所, 助教 (80345230)
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | マイクロ・デバイス / MBE,エピタキシャル |
Research Abstract |
本プロジェクトの目的は酸化物をベースにした物質の応用可能性を、とくに可視周波数領域において調査することです。これまでに発表されている文献のデータをもとに、本プロジェクトでは超伝導材料YBa2Cu3O7とフェロ磁性体スピネル構造を有するCuFe2O4のナノ合成に注力します。同様の材料の組み合わせにより、磁性体ナノ構造がマトリックス材料の中に自己組成することが知られています。このケースでは、マトリックス層に超伝導が用いられていました。 薄膜はコンビナトリアル堆積手法を用いて作製されました。この手法によって二つの薄膜試料を一つの基板上に同時に堆積させることが可能で、膜中組成を基板上の端から他方の端まで変化させることが可能です。超伝導材料YBa2Cu3O7にフェロ磁性体スピネル構造を有するCuFe2O4を合成させていくと、急に超伝導特性が劣化することが分かりました。しかし超伝導とスピネル両方の構造を有する限られた組成領域があることもX線回折により分かりました。 この研究はナノ合成材料において、超伝導材料にフェロ磁性体を合成させることが可能であることを示しています。 これまでにSrTiO3基板上のCaHfO3とDyScO3膜の組み合わせについて実験しています。本研究はNEDOとの共同プロジェクトです。
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