チタニアカラムを用いたハイスループットホスホプロテオーム解析法の開発
Project/Area Number |
19651085
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied genomics
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
堀米 恒好 Niigata University, 自然科学系, 教授 (60053352)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | ホスホプロテオーム / リン酸化ペプチド / チタニアカラム / ホスホプロテオミクス / リン酸化プロテオーム / リン酸化ペプチド精製装置 / ホスホプロラオーム |
Research Abstract |
1.チタニアカラムに結合する非リン酸化ペプチドの除去法の検討の継続。 アフリカツメガエル卵抽出液のタンパク質混合物のトリプシン分解物をチタニアカラムに添加した後種々の洗浄法、洗浄溶媒その他を適用し次のような結果を得た:1)イソプロパノールによる洗浄が有効である、2)3-サイクル洗浄法が有効である、3)高感度の質量分析計(MS)の使用が有効である。そこでこれらの方法を組み合わせて洗浄/分析条件を最適化し、これまでフリカツメガエル卵抽出液タンパク質のトリプシン分解物から288本のリン酸化ペプチドしか検出できなかったものを、1382本のリン酸化ペプチドを検出できるまでに精製度の上昇と大幅な高感度化に成功した。 2.精製リン酸化ペプチドの内部アミノ酸配列同定法の検討。 これまでは得られたリン酸化ペプチドのアミノ酸配列は調べていなかったが、精製リン酸化ペプチドをLC-MS/MS法で内部アミノ酸配列を解析して、アフリカツメガエル卵抽出液タンパク質のトリプシン分解物から、338本のリン酸化ペプチドのアミノ酸配列を同定できるようになった。 3.全自動装置の構築 これまでの結果は新たに構築した全自動リン酸化ペプチド精製装置を用いた結果であることから、この装置を用いることにより全自動でリン酸化ペプチドの精製ができることが示された。 4.学会発表で研究結果を公表するとともに、精製法と精製装置について特許出願した。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)