Project/Area Number |
19652040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Linguistics
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
今泉 敏 Prefectural University of Hiroshima, 保健福祉学部, 教授 (80122018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 純 県立広島大学, 保健福祉学部, 講師 (20290554)
小澤 由嗣 県立広島大学, 保健福祉学部, 准教授 (60280210)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 要約筆記 / 脳機能 / 右半球機能 / NIRS / 光トポグラフ / 談話理解 / 講演 / 音声理解 / 情報保障 / 認知科学的要因 / ワーキングメモリ / 品質評価 / 速度 / 正確さ / 表記 |
Research Abstract |
健常右利き成人が談話を要約筆記しつつ内容を理解する作業を行うときの脳活動を近赤外分光法(光トポグラフィ)で観測・解析し,談話筆記と内容理解に関わる脳機構を検討した。その結果,全ての研究協力者で筆記負荷の上昇に伴い左前頭部の活動が上昇したものの,右前頭・側頭部の活動の高い研究協力者の方が内容理解に関する試験成績は高かった。談話音声の全てを筆記する作業より要点を筆記する作業の方が内容理解に関する試験成績は高かった。聴取した談話をほぼ完全に忘れたと考えられる3ヶ月後の試験成績は,自分の筆記記録を参照した方が他者の記録を参照する場合より高かった。これらの結果は,筆記活動を行いながら談話を理解するためには左右大脳皮質の協調が必要であり,左前頭部が筆記機能を,右前頭・側頭部が談話理解と保持機能を担うことが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(21 results)