母語をも抱合したマルチコンピテンス涵養のための英作文指導に関する研究
Project/Area Number |
19652053
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Foreign language education
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
大井 恭子 Chiba University, 教育学部, 教授 (70176816)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2007: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 英作文指導 / マルチコンピテンス / 論理的思考力 / 論証責任 / 中学生英語 / パラグラフ / 国語 / 作文 |
Research Abstract |
本研究の目的は、英文を書くことを通じ、相手を意識し,自分の考えや主張について内容的にまとまった説得力のある文章を組み立てる力を養うことで、母語においても論証を求める問題形式にも十分対応できるような力をつけることができ、ひいてはどんな教科にも対応できる「考える力」を学習者の中に涵養することができることを実証することである。それは、英語の文章作法を通して学んだ「論証責任」の意識が学習者に育つと、それがマルチコンピテンス(multicompetence)として形成され、その力が必要に応じて、母語における作文能力にも転移できるはずであるという考えるものである。昨年度本研究者の所属する大学の附属中学校で教材開発から実践授業をまでを1年間にわたり行い、期待した通りのマルチコンピテンス涵養につなげることができた。その成果は昨年出版された『パラグラフ・ライティング指導入門』の6章にて発表し世に問うことができた。この成果をさらに公立学校にて検証するため、千葉県総合教育センターの仲立ちにより、千葉県内全域から6校を選び、附属中学校の実践授業で本研究者が開発した教材を使用してもらい、本研究者が指導を行うことでそれぞれの学校で半年間、検証授業をしてもらった。その結果、すべての学校において、英語ライティングの能力が高まっただけでなく、日本語による作文においても検証授業の前にとったプレテスト時の作文に比べても、自分の主張を明確に述べ、より説得力のある文章を書けるようになっていた。この成果は千葉県総合教育センターとの共同研究として『論理的思考力を育てるための英語ライティング指導の実践研究-公立中学校現場でのマルチコンピテンス理論検証を通して-』という冊子の発行につながった。また、本萌芽研究自体もその成果を冊子体の報告書を出版した。以上のように、本研究は十分な成果を上げたと考える。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)