音声言語情報処理技術を応用した中国語教育支援システムの開発研究
Project/Area Number |
19652057
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Foreign language education
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
壇辻 正剛 Kyoto University, 学術情報メディアセンター, 教授 (10188469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪田 康 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (50362421)
江田 憲治 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80176768)
道坂 昭廣 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (20209795)
平岡 斉士 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (80456772)
赤松 紀彦 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (60175784)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 教材・教具論 / 教育支援システム / 音声データ / 音声情報処理 / フォルマント構造 / 中国語教育 / 音声言語情報処理 / マルチメディア / CALL |
Research Abstract |
本年度は以下のような研究を実施した。初級中国語運用能力の向上を支援するために、音声情報処理技術を応用してコンピュータ支援型中国語学習(CALL)システムの構築を行なった。研究を推進するために必要な分析対象の中国語教育用の音声データの収集、編集は、実際に学習者がCALLシステムを利用する場合の音声環境を考慮して、防音に考慮した録音スタジオだけではなく、実環境のCALL教室のブースを利用して行った。また、CALL教室のブースも隣席との防音壁や隔離衝立のないオープンな録音空間で隣席でのノイズをカットしない状況で録音を実施した。これらは、中国語教育の現場での音声分析に適する様に、環境雑音や入力音声のプレ等にも安定した出力を可能にし、声調の明示化やピッチ表示機能の強化を図る研究の一環として実施したものである。また、インフォーマントの発音面での対応に関しては、調音面での研究をさらに発展させるために、実験音声学の研究成果を導入することによって、調音機構の特性に基づいた音声分析に検討を加えた。フォルマント構造等の提示の明瞭化の研究も継続して実施したが、学習者のターゲット音声のフォルマント構造やスペクトログラムなどを瞬時に提示し、教室での環境雑音等の悪条件下でも安定した出力が期待できるようなシステムの開発を行なった。これらは、フォルマント構造が大きく関与する母音を中心に研究を推進した。また、中国語の発音習得時のもう一つの課題である子音の有気音対無気音の対立の学習に関しても、聴覚的なモニタリングだけではなく、視覚的にも習得状況が確認できるように開発研究を推進した。上記の研究の成果を待って、音声情報処理技術を応用したコンピュータ支援型中国語学習(CALL)システムを実際に開発した。今後は希望する教育・研究期間に提供し、さらなる発展をはかりたい。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)