医療組織のEMR導入と経営・オペレーション効率化に関する研究:ものづくり視点から
Project/Area Number |
19653035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Business administration
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
具 承桓 Kyoto Sangyo University, 経営学部, 准教授 (20367949)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 亮一 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (80339754)
中野 剛治 東洋大学, 経営学部, 講師 (30453856)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 医療経営 / 電子カルテ / オペレーション効率化 / 医療サービス / 購買管理 / 外部組織との連携 / 院内物流 |
Research Abstract |
本研究は、現在の医療現場が抱えている様々な問題の原因究明や医療組織の効率化ツールとして注目を浴びているEMRに焦点を当てながら、対面的なサービスである医療サービス産業にものづくり現場の分析ツール(技術オペレーション論)を援用しながら、医療サービス組織(医療ネットワークを含めて)が抱えている戦略的・組織的問題を明らかにすることを目的としている。 平成20年度は,主に3つの活動を行った。第1に,ものづくり現場の思想から他のサービス産業と比較しながら,「医療サービスとは何か」,「その本質とは何か」について理論的な探索を行ったことである。その成果が具他(2008)である。この作業を通じて,他のサービス産業との比較分析の視点に立ち医療サービスを究明できるきっかけを作ったのが大きな成果である。今後,より理論的な枠組みの構築に行っていく計画である。第2に,医療サービス法人における購買と院内物流の重要性を認識しつつ,ある病院と連携しながら,その取組とプロセス・成果を観察していることである。まだ,発表の段階ではないが,今後その成果を含めて本研究成果を書籍として発表する予定で執筆作業を進めている。第3に,MIRFの協力を得て12月に実施したアンケート調査『医療経営の健全化・効率化に関する調査』である。主な設問項目は医療法人の基本事項とパフォーマンス,組織管理状況,電子カルテの導入前の状況,狙いと導入後の効果,購買と院内物流,地域連携などである。回収されたサンプルは31法人である。現在,分析を行っている途中である。今後,研究成果を学会や書籍,論文として発表して行く予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)