主体間の相互作用を考慮した価格決定メカニズムの解明に関する研究
Project/Area Number |
19653037
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Commerce
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
里村 卓也 Keio University, 商学部, 准教授 (40324743)
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 価格決定 / 主体間の相互作用 / 垂直的意思決定 / トレード・ブロモーション / 消費者選択行動 / 市場反応 / ベイズ推定 |
Research Abstract |
本研究では消費者・メーカー・小売業者間での相互作用を考慮した価格決定メカニズムを解明するために、以下の2点を中心に研究を進めた。1.メーカーおよび小売業者の価格決定の理論モデルの構築を行った。その際、消費者と企業間、およびメーカーと小売業者間の相互作用を考慮した。2.理論モデルと市場データを利用して、統計的手法により価格決定メカニズムの推定を行った。 価格決定モデルは、メーカー間の競争、メーカーと小売業者の間の垂直的関係、小売価格と消費者選択行動、をもとに構成されている。特にメーカーと小売業者の間の垂直的関係では、メーカーは小売業者に対して卸売価格を決定するだけでなく、トレード・プロモーションとしてリベートがメーカーから小売業者へ供与されることにより利益が再配分されることも考慮した価格決定モデルとなっている。市場データからは価格と消費者選択行動しか観測されないが、理論モデルを利用することで、製品によってリベートが異なることを考慮しながらメーカーおよび小売業者が市場でどのように価格決定を行っているのかを、データから推定する方法をとった。 モデルをもとに特定製品カテゴリーの市場データを利用して、理論モデルの推定を行った。得られたデータに対して推定すべきパラメータ数が多いため、ベイズ統計学にもとつくシミュレーション・ベースの推定方法を用いてモデルの特定を行った。推定結果からは分析対象とした製品カテゴリーではトレード・プロモーションを考慮したモデルがデータにあてはまりがよいことが示された。さらにメーカーと小売業者について製品別の経済学的コストと利潤が推定された。
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Report
(1 results)
Research Products
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