非線形レーザ顕微鏡を利用したジッターフリーナノ微粒子群3次元光メモリ
Project/Area Number |
19656068
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent mechanics/Mechanical systems
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
江上 力 Shizuoka University, 工学部, 教授 (70262798)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 光メモリ / 顕微鏡 / 微小球 |
Research Abstract |
21年度の科学研究費助成により,レーザ顕微鏡を利用したジッターフリーナノ微粒子群3次元光メモリの研究開発を行い,下記に挙げるいくつかの成果を得ることができた。 (1)バッファリングを有する微小球配列ダブルレイヤー光ディスクの作製成果 昨年までは直径300nmサイズの微小球を使用して,干渉露光によって形成した2次元格子上へ均一配列させる方法として,引き上げ法や凝固法を検討してきた.本年は更に情報の高記録密度化を達成するために,直径300nmサイズの微小球をスピンコート法により配列する手法にトライした.微小球溶液に添加する界面活性剤の濃度とスピンコート時の遠心力とのバランスを適度の調整することにより,球の周りに非感光性のエアー領域(バッファリング)を有する3次元光ディスクの作製を行った.結果,比較的大面積のバッファリングを有する二層積層型の微小球光ディスクの作製に成功した. (2)光記録・再生のためのオートクロック信号生成成果 今年度開発した光ディスクでは隣り合う球間に信号を発生しない僅かなバッファ領域を設けているため,再生散乱信号には空間構造がコンボリュートされ,見かけ上の分解能も大幅に向上させることに成功した.これにより二層積層型の光ディスク構造であるにも係わらず,NAの大きな顕微鏡対物レンズを使用することなく,光ディスクからのオートクロック信号を生成し,記録・再生時のジッターをほぼゼロとできることが確認できた.現在これによって得られた成果を執筆投稿予定である.
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)