近隣デバイス発見のための無電源ウエイクアップ機構に関する研究
Project/Area Number |
19656095
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森川 博之 The University of Tokyo, 先端科学技術研究センター, 教授 (50242011)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南 正輝 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (70365550)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 低消費電力 / 情報システム / サービス発見 / ネットワーク / 通信方式 |
Research Abstract |
本年度は平成19年度の検討を推し進めるとともに,ウェイクアップ型無線モジュールにおける通信時の消費電力について検討を行い,Bloom Filterを用いた選択的ウェイクアップ無線通信の消費電力について評価を行い,ウェイクアップ型無線モジュールのプロトタイプを試作した. 1.ウェイクアップ無線モジュールにおける通信時の消費電力 ウェイクアップ無線型モジュールは,ウェイクアップモジュールとデータ通信モジュールから構成される.ウェイクアップモジュールを用いることでデータ通信モジュールは受信特機をする必要がなくなるため,データ通信時の消費電力についてのみ着目すればよいことになる.そこで,既存のデータ通信モジュールが1ビットあたりの送受信に要するエネルギーについて調査を行った.その結果,OFDMなどの複雑な変調方式を用いた高ビットレートのデータ通信モジュールを使用することで高い電力効率の通信が行えることを示した. 2.Bloom Filterを用いた選択的ウェイクアップ型無線通信の消費電力 多くの無線モジュールがウェイクアップ型になった環境を考えると,無線モジュールが不必要なウェイクアップをする機会が多くなり,ウェイクアップ型の特徴である低消費電力性を発揮できなくなる.そのため選択的なウェイクアップ機構が必要となる.選択的なウェイクアップを実現する方法としてIDマッチングにBloom Filterを適用する方法を検討し,その際の消費電力について評価を行った.その結果,Bloom Filterを用いることで柔軟なIDマッチングを実現しつつ,消費電力を数千分の1にできることを示した. 3.ウェイクアップ型無線モジュールのプロトタイプの試作 1.および2.を考慮した上で,既存の無線モジュールとPCを連携させたウェイクアップ型無線モジュールのプロトタイプを試作し,その実現性を示した.
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)