九州南部に於ける近世社寺建築大工の作風と技術の伝播方法及び組織の研究
Project/Area Number |
19656158
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural history/design
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Research Institution | Kyushu Sangyo University |
Principal Investigator |
佐藤 正彦 Kyushu Sangyo University, 工学部, 教授 (80098772)
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 神社建築 / 寺院建築 / 棟札 / 大工 / 江戸時代 |
Research Abstract |
1.頭取大工小八重平兵衛道義が寛政10年に榎原神社(南郷町)神殿、石の間、拝殿と摂社櫻井神社神殿、幣殿、拝殿を造営していることを指摘し,作風を解明した。 2.上掲の造営に「大工」として参加した松浦藤右衛門が天保3年に潮嶽神社に(北郷町)神殿、幣殿、拝殿の造営に「大工頭取」として造営指導したことを指摘し,作風及び技術の伝播方法と組織を解明した。 3.大工甲斐庄吉が明治5年桑野内神社神殿(五ケ瀬町)を,同20年八幡神社お旅所(高千穂町)を造営したことを指摘し,両建物の作風と技術は特徴的解明した。 4.大工荒田甚右衛門有起は天明4年新田神社(川内市)拝殿、舞殿、四足を,蒲生神社(蒲田町)神殿を,「惣大工」として造営し,文化元年に宮浦神社(福山町)神殿を「御大工頭」として造営したことを指摘し,作品と技術の伝播方法を解明した。 5.大工林杢右衛門橘林〓は八幡神社(高千穂町)神殿を明和8年に「大工」として造営し,同町黒口神社を寛政5年に「大工棟梁」として建立したことを指摘し,その作風と技術の伝播方法と組織を解明した。 6.大工阿蘇鉄矢中臣政辰は弘化4年に指宿神社(指宿市)神殿、拝殿、舞殿、勅使殿を,嘉永2年に東霧島神社(高崎町)神殿、拝殿、舞殿と住吉神社(末吉町)神殿を「大工頭」として造営したことを指摘し,その作風と技術を解明した。 以上のうち,4.の宮浦神社神殿は平成13年の台風で倒壊した。よって,このような研究は早急にやらなければならないことが判明し,研究の意義と重要性を具体的に指摘することができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)