浮体構造物を用いたメガコンテナターミナルシステムの基礎分析
Project/Area Number |
19656232
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Naval and maritime engineering
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
今井 昭夫 Kobe University, 海事科学研究科, 教授 (40160022)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | コンテナ輸送 / ターミナル計画 / メガフロート |
Research Abstract |
フレキシビリティーのある浮体構造物(通称、メガフロート)に着目し、これをコンテナターミナルに適用することにより、近年、就航した超大型コンテナ船が寄港するハブ港での効率的迅速な荷役を実現させるターミナルレイアウトならびに荷役オペレーション方式の代替案を検討することが本研究の目的である。今年度では、昨年度開発したバーススケジューリング最適化法を用いて、いくつかのメガフロートによるコンテナターミナルのデザイン代替案に対して、生産性評価のためにシミュレーション実験を実施した。具体的には、以下の2つの研究成果を挙げた。 1.シミュレーション実施のために大規模コンテナターミナルの寄港船の船型や取扱貨物量を想定するために、コンテナ航路ネットワークに関する研究を行い、この成果をTrans Res E誌に発表した(印刷中)。さらにシミュレーションに必要なターミナル内でのトランシップコンテナの取り扱いに関する運用問題について研究し、その成果をTrans Res E誌に発表した(印刷中)。 2.ターミナルのいくつかの代替案を想定してシミュレーション実験を実施した結果、既存の直方体レイアウトのコンテナターミナルに比べて、山形形状のレイアウトのコンテナターミナルは総在港時間の短縮化において優位であることが明かになった。この研究成果を日本航海学会で口頭発表した。 これらの成果により、メガフロート利用を前提とした革薪的なデザインのコンテナターミナルの優位性について基礎的な知見が得られた。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)