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生物熱物性値データベース作製およびその適応進化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19657009
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Ecology/Environment
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

大塚 公雄  Tokyo Medical and Dental University, 生体材料工学研究所, 准教授 (00211798)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斉藤 浩一  東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (00205668)
Project Period (FY) 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywords放射率 / 熱物性値計測 / サーモグラフィ / 熱物性値の適応進化 / 季節適応
Research Abstract

本研究の目的は、我々の研究グルーブが開発した生体熱物性値計測装置を用いて各種の生物について熱物性値特に放射率を計測し、その結果をデータベース化して公表することと、放射率の適応進化についての仮説を検証することである。
まずはじめに計測装置の動作確認と改修を行った。その際、データ処理系について、参照板を用いた正確な環境放射温度の算出を可能にするルーチンを加えた。また、サーモカメラでノイズが生じて計測結果に誤差をもたらしていることが明らかになったためこれに対策を施し、データ処理中にノイズを除去するようにプログラムを改良した。次にチョウ(アゲハ、キタテハ、ツマグロヒョウモンなど)と甲虫(キボシカミキリなど)の成虫について、生体の熱物性値と標本にした後の熱物性値の比較を行った。その結果放射率については、標本の値は生体と同一であるか、異なっていてもわずかな差しか生じないことが明らかになった。
これらの結果を踏まえて、大阪市立自然史博物館において収蔵されている標本を対象に放射率の計測を行った。昆虫では、チョウと甲虫を中心に百数十種についてデータを得ることができた。また、鳥類、哺乳類については、各約十種について測定することができた。熱を失うことが不利な条件下では低い放射率が進化するという仮説の検証に使えるデータとして、昆虫では、成虫で越冬するチョウの夏に採集された個体と越冬世代の個体の両方について、哺乳類では同一種で夏毛と冬毛について計測を行うことができた。
上述のように解析プロクラムを改良してより正確な環境放射温度の算出やノイズの除去が可能になったが、プログラムの改修に時間をかけざるを得なかったため、博物館での計測が年末以降にずれ込んでしまった。また、一回の計測データの解析に数時間を必要とする要になったため、データベース化して公表するまでにはまだ時間を要する。

Report

(1 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] サーモグラフィによる温度計測に必要な放射率値2008

    • Author(s)
      大塚公雄
    • Organizer
      日本生態学会第55回大会
    • Place of Presentation
      福岡国際会議場
    • Year and Date
      2008-03-15
    • Related Report
      2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2016-04-21  

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