RNA修飾酵素からDNA修飾酵素へ-RNA修飾酵素は遺伝子に作用するか?
Project/Area Number |
19657040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
堀 弘幸 Ehime University, 理工学研究科, 教授 (20256960)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 核酸 / 酵素 / 生体分子 / ゲノム / 進化 |
Research Abstract |
本萌芽研究では、RNA修飾酵素の一部が、DNAにも作用しうることを検証することを目的とした。 昨年度、tRNA(Q34)グアニントランスグリコシダーゼがtRNAの塩基配列を保持するDNA(tDNA)のグアニン塩基の交換反応を触媒することを見出した。本年度は、この研究成果をもとに、他のtRNAグアニントランスグリコシダーゼが同様の触媒活性を保持しているかについて検討を加えた。 その結果、古細菌の一部に、従来、知られていなかった塩基交換活性を保持するarcTgtが存在することを見出した。少なくとも、本酵素は、試験管内で、G15のみならず、G13の塩基交換も行い、アーケオシン15および13を生産する。この酵素活性が細胞内でも実際に発現しているかどうか、新たな課題が浮上した。 また、数多くのRNA修飾酵素について、DNAに対する触媒活性の有無を検討した。ほとんどすべての酵素は、DNA修飾活性を持たなかったが、逆にDNAメチル化酵素と同定されているものの中に、RNA修飾酵素活性をもつものが見つかった。この酵素活性は、tRNAにm2Gの修飾をもたらすことから、未同定の新規RNAメチル化酵素であると思われる。現在、遺伝子破壊株を作成し、その修飾するRNA分子種および修飾部位の同定に着手した。 これらの研究成果の大部分は、現在も検討中であり、論文としてまとめるに至っていないが、同時に解析した幾つかのRNA修飾酵素について、論文をまとめ、学会発表によって研究威果を公開することができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(27 results)
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[Presentation] Transfer RNA methylation in Thermus thermophilus2007
Author(s)
H.Hori, C.Iwashita, A.Shinkai, C.Tomikawa, Y.Terui, C.Nakamoto, K.Watanabe, N.Shigi, T.Suzuki, Y.Endo, T.Oshima, and K.Watanabe
Organizer
tRNA workshop 2007
Place of Presentation
Uppsala,Sweden
Year and Date
2007-11-02
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