加速進化のメカニズム解明 : 加速進化遺伝子近傍にコードされる逆転写酵素の機能解析
Project/Area Number |
19657070
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Evolutionary biology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
小川 智久 Tohoku University, 大学院・生命科学研究科, 准教授 (80240901)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 加速進化 / 逆転写酵素 / 蛋白質工学 / レトロトランスポゾン |
Research Abstract |
加速進化型遺伝子群のイントロンにコードされており、遺伝子上では偽遺伝子となっているレトロトランスポゾンの逆転写酵素部位の塩基配列を解析するため、マアナゴガレクチンCongerinI, CongerinIIおよび新規CongerinPのゲノム配列を解析した。また、この新規CongerinPの機能を明らかにするため、大腸菌でのリコンビナント発現系を構築した。種々のベクターを検討した結果、CongerinIIをタグに用いた発現系でのみ成功した。CongerinPは、これまであきらかになっているガレクチンとは全く異なり、マンノース特異性を示した。この結果は、ガレクチンの新たな機能を示唆するもので、これまでのガレクチンの定義には当てはまらない新たな知見を与える重要な結果となった。 さらに、ハブゲノムについてもゲノムライブラリーを作成し、塩基配列解析をすすめた。ハブ毒PLA2ゲノム中にみられたレトロトランスポゾンの逆転写酵素部位の配列をもとに合成した祖先型逆転写酵素について、大腸菌でのリコンビナント発現を試みているが、機能をもつ祖先型逆転写酵素の発現には至っていない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)