酵母を用いる抗ぜんそく・抗アレルギー薬スクリーニング系の開発
Project/Area Number |
19658033
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied microbiology
|
Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
玉置 尚徳 Kagoshima University, 農学部, 准教授 (20212045)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
|
Keywords | 血小板活性化因子(PAF) / PAF合成酵素 / アシル転移酵素 / アレルギー / 薬剤スクリーニング / 酵母 |
Research Abstract |
酵母を用いたPAF合成酵素阻害剤探索法の開発 我々は、酵母においてホスホリパーゼを高発現した場合、PFT1破壊株は、野生株に比べて重篤な増殖阻害を起こすことを見出している。また、平成19年度の研究結果によりPFT1破壊株は、以前に報告されていたリゾホスファチジン酸アシル転移酵素の遺伝子SLC1との二重破壊で致死性を示すことを明らかにした。この条件を用いて、まずヒトのPAF合成酵素遺伝子によって相補される条件を検討した。線虫、マウス、ヒトゲノムデータベースに複数見出したPFT1のホモログ遺伝子を、線虫mRNA、マウスmRNA、ヒト脾臓由来mRNAよりRT-PCRを用いてクローニングを行い、酵母での発現ベクターに導入した。これら形質転換株を培養し、破砕後得られたミクロソーム画分を用いて14CラベルしたリゾPAFを基質として用いPAF合成活性を測定した。その結果、線虫由来の酵素を発現した場合には、PAF合成活性が認められたが、マウス、ヒト由来の酵素に関しては、活性は認められなかった。この結果は、それぞれの酵素が膜酵素であるため正しく膜には移行できていない可能性が示唆された。現在、これらの酵素の発現系の改良を検討している。本研究によって、PAF合成酵素阻害剤のアッセイシステムが確立できる可能性が高まっており、近い将来に完成できるものと考える。
|
Report
(2 results)
Research Products
(7 results)