耕作放棄地を活用した自然共生型地域づくりに関する政策論的研究
Project/Area Number |
19658083
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Agro-economics
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
中島 紀一 Ibaraki University, 農学部, 教授 (50015848)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧山 正男 茨城大学, 農学部, 准教授 (20302333)
安江 健 茨城大学, 農学部, 准教授 (10270852)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 耕作放棄地 / 自然共生 / 耕す市民 / 谷津田 / コモンズ / 地域農業空洞化 / 都市近郊農村 |
Research Abstract |
本年度は耕作放棄地を拠点とした自然共生型地域づくりの実践事例に則して、その成立構造の解析と展開方向の解明、そこにおける技術的課題の析出と解決方策について検討した。 成立構造の解析については、耕作放棄地の価値発見が重要な意味を有することが明らかになった。具体的には第1は自然的価値の発見である。希少生物の生息の確認等が耕作放棄地保全の動機付けとなっている地域が多く見られた。第2は農業的価値の発見である。耕作放棄地は地力が高まり、連作障害等が解消されており、耕作に適していることが認識されていくと、耕作再開に意欲が湧いてくる。 展開方向の解明については、非農家市民と地元農家の連携の実現が鍵であり、そのためには地域の学校や子供たちの参加が大きな意味を持つ事例が多かった。 技術的課題の析出と解決方向については、雑草対策が鍵であり、雑草を敵としない管理方法の確立が重要であった。具体的には草食家畜の導入が有効だという事例が多く見られた。草食家畜の導入で地域づくり活動への参加者の幅が広がることも確認された。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)