Project/Area Number |
19658106
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
昆 泰寛 Hokkaido University, 大学院・獣医学研究科, 教授 (10178402)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 腎臓 / ネフロン / マウス / レーザーマイクロダイセクション / Hnf4-alpha / 発生・再生 / 後腎間葉凝集体 / 遺伝子発現 / 後腎原組織 / 尿管芽 / HNF4α / コンマ字体 / 近位尿細管 |
Research Abstract |
本研究の目的は、マウスネフロン形成再生機構をHepatocyte nuclear factor 4α(Hnf4α)に着目して解析し、獣医療・医療への貢献を果たすことである。本因子はプロモーター(P1、P2)の選択によりサブタイプが存在し、それぞれの組織特異性や転写効率が異なる。また、Hnf4α遺伝子の上流因子として、Hnflα/OclおよびHnflβ/Gata6がある。 昨年度の研究で、成体腎臓のHnf4αはP1タイプであるが、胎子期に一過性にP2タイプが発現することを明らかにした。また、RNAiを用いた発現抑制実験により、Hnf4αが後腎間葉凝集体(CM)の分化・生存に関わることを明らかにした。今年度は、その関与を直接的に証明するためレーザーマイクロダイセクション法(LMD法)を用い、ネフロン形成過程の各部位のHnf4α遺伝子発現を解析した。 C57BL/6胎齢13.5および15.5日胎子からLMD法により各パーツ(MM : 後腎間葉組織、CM、CSB : コンマ・S字体)を回収し、nested RT-PCR法により各種遺伝子発現を解析した。Hnf4α遺伝子の発現をサブタイプごとに調べた結果、P1タイプはMMでは認められず、CM・CSBと発生が進行するにつれて発現量が増加した。それに対してP2タイプはCMに一過性に発現した。また、CM領域においてはHnf1α/Ocl遺伝子の発現は認められず、Hnf1β/Gata6遺伝子の発現のみが認められた。なお、成体の腎臓では両上流因子の発現が認められた。 これらの結果からHnf4α遺伝子(特にP2)はCMのステージから発現を開始することが明らかとなった。すなわち、本因子がネフロンの初期発生(間葉の上皮化)と深く関わることが強く示唆される。さらに、上流因子はHnf1β/Gata6-Hnf4α経路である可能性が高い。
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Report
(2 results)
Research Products
(17 results)