ナノテクノロジーの健康・環境影響に関する保健政策学的研究
Project/Area Number |
19659165
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
松田 正己 University of Shizuoka, 看護学部, 教授 (90295551)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ナノテクノロジー / 健康影響 / 環境影響 / 保健政策学 / 公衆衛生学 / 社会受容 / 倫理 / ELSI / 社会医学 / 人間生活環境 / 政策研究 / 社会影響 / 予防原則 |
Research Abstract |
ナノテクノロジーの健康・環境影響に関する保健政策学的研究を行った。 1) ナノテクノロジーの健康影響に関する研究 ナノテクノロジーの健康影響の問題についてEU、英国において実施されている研究活動及び対策報告書の状況について調査し、健康影響に関する課題を整理し、わが国の政策提言を行った。 2) ナノテクノロジーの環境影響に関する研究 ナノテクノロジーがヒトおよび生態系等の環境へおよぼす影響について、そのリスク評価にかかる手法や対応等を検討し、EU、英国における暴露量予測等、各種ナノテク物質の生産・利用量の予測および周辺環境等への放出量等の推計、ヒトおよび環境生物に及ぼす影響、対象とすべき物質、媒体、影響、動植物を検討した。 3) ナノテクノロジーの倫理、社会影響に関する研究 ナノテクノロジーの社会影響等の倫理・社会的判断の根拠となる理論(予防原則等)の妥当性や科学性とのバランスを検討し、米国、EU、英国と我が国社会における合意形成の比較研究を行い、論文としてまとめた。特に、新たな分野としてナノテクノロジーとヘルスプロモーションの研究を行い、学会で報告した。 4) ナノテクノロジーの予見的社会対策手法に関する研究 健康・環境影響に関する知見が十分に整っていない状況の中、ナノテクノロジーについてEU、英国の取り組みについて検討し、我が国の予見的な社会対策の構築にあたり、その基盤となる研究を行った。特にナノ・エシックスについては、我が国の哲学者らと共同研究を行い、論文にまとめた。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)