食行動がメタボリックシンドローム及びその構成因子に及ぼす影響に関する研究
Project/Area Number |
19659168
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | Osaka Medical Center for Health Science and Promotion |
Principal Investigator |
佐藤 眞一 Osaka Medical Center for Health Science and Promotion, 大阪府立健康科学センター, 特別研究員 (60450920)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯 博康 大阪大学, 医学部, 教授 (50223053)
大平 哲也 大阪大学, 医学部, 助教 (50448031)
前田 健次 (財)大阪府保健医療財団大阪府立健康科学センター, 主幹兼医長 (00416182)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 食行動 / メタボリックシンドローム / 疫学研究 |
Research Abstract |
平成20年度は、朝食欠食と脂質異常症との関連についての横断研究、食行動及び食品摂取と肥満とのについての横断研究を実施した。加えて、昨年度実施した「満腹」・「早食い」及びその組み合わせと肥満との関連についての横断研究について学術論文に報告した。 2003〜2006年度に実施した秋田県I町、大阪府Y市M地区の循環器検診を受診した30〜69歳の男女を対象とし、朝食欠食と脂質異常症(国内基準に準拠)との関連を横断研究にて検討した。その結果、朝食欠食習慣のある女性は、そうでない女性に比べて、高LDL-コレステロール血症者の割合が有意に高いことが認められた。また、同対象において、食行動及び食品摂取について合わせて20項目のうち、肥満との関連性が強い13項目について、それぞれ肥満との関連を分析した結果、男性では「満腹」・「早食い」に加えて、「週に3日以上脂身の多い肉類を食べる」が、女性では「満腹」・「早食い」に加えて、「就寝前食事」、「乳製品をほぼ毎日食べない」といった食行動・食品摂取が肥満と強く関連していた。また、男女ともこれらの項目の該当数が多いほど肥満との関連は強いことが示された。 これらの研究成果は、前年度報告した「満腹」・「早食い」に加えてその他の項目においてもメタボリックシンドロームの主要因である肥満との関連を示すとともに、近年増加傾向にある朝食欠食とが高LDL-コレステロール血症の原因となる可能性を示すものであり、我が国における食行動からのアプローチによるメタボリックシンドローム対策の一助となると考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)