Project/Area Number |
19659216
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Kidney internal medicine
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
杉山 文博 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (90226481)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
|
Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | C57BL / 6 / ES細胞 / Nphs2 / ターゲティング / マウス / 血圧 / 高血圧 / ハプロタイプ / 遺伝子改変マウス |
Research Abstract |
研究実施者は、ゲノムワイドなハプロタイプ解析が新たな病態モデル動物を作製するための有用な解析方法であることを明らかにするため、本研究において高血圧の基準系統であるSWR系統(近交系マウスにおいてNZOと同様に高血圧形質を示した系統)より胚性幹(ES)細胞を樹立し、SWR系統Nphs2遺伝子を低血圧系統Nphs2遺伝子(C3HやA/J)に置換したマウスを作製することを目的として研究を進めた。しかしながらSWRからのES細胞樹立が困難であったため、前年度においてNphs2においてSWRマウスのハプロタイプと同じC57BL/6マウスの代替ES細胞として樹立した。 そこで本年度は以下の実験を実施した。 樹立ES細胞について更に詳細な生殖細胞移行能力を更に検討した。 ・ターゲティング操作に対しES細胞はin vitroのレベルで多能性保持が確認された。 ・コントロールターゲティング・ベクターについて生殖系列移行キメラマウスの作製に成功した。前年度にNphs2ターゲティングベクターの構築に遅れが生じたため本年度に引続き構築を実施した。 ・PCRをべ一スとしたクローニングによりA/JのNphs2と相同するアームを調整、LoxP配列にてネオマイシン謝性遺伝子を挟み込んだターゲティングベクターを作製した。 Nphs2ターゲティングES細胞の作製 ・ポジティブ選別後、PCR解析およびサザン解析の結果を行い、2クローンのES細胞がC57BL/6の遺伝的背景においてヘテ白接合体のNphs2がA/Jハプロタイプに組換わっていることが確認された(ネオマイシン耐性遺伝子はKOマウス作製後ネフリンCreで飛ばすことに変更した)。 Nphs2キメラマウスの作製 ・ICRマウス8細胞胚とターゲティングしたES細胞を凝集させキメラ胚を作製後、偽妊娠マウスに移植し、高キメリズムなマウスを3匹得た。 現在生殖系列移行を確認中である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)