母体由来自己抗体を用いた水疱性類天疱瘡の新規モデル
Project/Area Number |
19659279
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
清水 宏 Hokkaido University, 大学院・医学研究科, 教授 (00146672)
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | 免疫学 / 応用動物 / 生体機能利用 / 細胞・組織 / バイオテクノロジー |
Research Abstract |
本研究の目的は、申請者らが最近確立した自己抗原のヒト化という新しい技術(Nishie W, et. al. Nature Medicine2007;13:378-383)を応用し、ヒトの水疱性類天庖瘡患者の病態に極めて類似した疾患動物モデルを作製することである。これまで作製された水疱性類天疱瘡モデル動物の多くは、新生児マウスへ病原性のある自己抗体を投与することによって作製されているが、本研究は母マウスをヒト17型コラーゲンで免疫し、抗ヒト17型コラーゲンIgGが胎盤を経由して新生児マウスへ移行することで発症するという萌芽的考えに基いて行った。まず抗ヒト17型コラーゲンに対する抗体産生には、ヒト17型コラーゲンを皮膚で発現するトランスジェニックマウス皮膚をヘテロの17型コラーゲンノックアウトマウス♀へ植皮することで行った。その結果、ヒト17型コラーゲンに対して高力価に反応するIgGクラス抗体が♀マウス内で産生された。次に免疫した♀マウスを♂のヒト化すマウスと交配したところ、得られた新生児モデルマウスでは、母由来のヒト17型コラーゲンに対するIgGが表皮真皮皮膚に沈着し、補体の活性化と極めて密な好中球浸潤が生じ、水庖と膿疱が生じるなど、非常に重症な表現型を呈した。これはBP患者と臨床、組織学的に極めて類似しており、新しいBPの疾患モデルとなることが期待される。今後、自己抗体が生じたマウスを詳細に解析していく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)