新しい放射性薬剤を用いたがん治療:ルテチウム-177(177Lu)標識抗体の開発
Project/Area Number |
19659303
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
遠藤 啓吾 Gunma University, 大学院・医学系研究科, 教授 (10115800)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯田 靖彦 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (60252425)
富永 英之 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00393348)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 癌 / 治療 / 抗体 / Lu-177 / 放射免疫療法 |
Research Abstract |
1近年、治療効果の増強を目的として抗体に放射性同位元素(RI)を結合したRI標識抗体による治療(放射免疫療法)那注目されている。抗体が腫瘍へ集積するのには数日を要することから、6.7日と比1鯨的長い半減期を有する『ルテチウム・177(177Lu)』は、放射免疫療法に適した核種であると考えられる そこで本研究では、177Lu標識抗体を用いた効果的な放射免疫療法を目指して、177Lu標識抗体に関1する基礎的検討を行った。抗CD20抗体にキレート剤であるDTPAを結合し、177Luで標識したところ標識率90%以上で標識することが出来た。ゲルろ過法により精製を告ない放射化学的純度95%以上とIiした後、CD20陽性のバーキットリンパ腫細胞(RAMOS)を皮下に移植した担癌マウスに177Lu標識抗体を投与し、体内分布を検討したところ、腫瘍への特異的な集積性および滞留性が認められた。177Luがキレート剤から外れた場合は骨へ集積することが知られているが、投与7日後においても骨への集積がほとんどみられなかったことから、177Lu・DTPAの結合は生体内で安定であると考えられる。続いて、同様の担癌モデルに対して、治療量の177Lu標識抗体を投与し、治療実験を行った結果、投与時の3腫瘍サイズが小さいものでは、未治療群に比べて明らかな腫瘍増殖抑制効果が認められた。また、177Lu標識抗体投与を行った一部のマウスでは腫瘍の縮小がみられ、腫瘍全体が白く変色したことから腫瘍が壊死していることが示唆された。以上の結果より、177Lu標識抗体の放射免疫療法薬剤としての有用性が示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(15 results)