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閉経期骨粗鬆症の神経系を介した新規発症メカニズムの解析

Research Project

Project/Area Number 19659382
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Orthopaedic surgery
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

土井 俊郎  Kyushu University, 大学病院, 助教 (60346799)

Project Period (FY) 2007 – 2008
Project Status Completed (Fiscal Year 2008)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords骨粗鬆症 / 交感神経 / RankL
Research Abstract

前年度に引き続き、ラットの片側腹腔交感神経切除モデル解析を行った。片側交感神経切除モデルにおいて左右の脛骨を用いTRAP染色による破骨細胞数の測定を行った。破骨細胞数は交感神経切除側でやや減少していたが、有意差は認めなかった。さらに片側交感神経切除モデルにおいて卵巣除去したモデルの脛骨より標本を作製し同様の解析を行った。交感切除の有無で破骨細胞の数に有意差は認められなかった。
また、ラット星状神経節より交感神経幹細胞を採取し、初代培養を行った。マウスマクロファージの破骨細胞への分化することに対し、ラット交感神経が影響を与えるかどうかを調べた。マウスマクロファージにG-CSFを作用させることにより破骨細胞への分化が観察された。G-CSF非存在下では破骨細胞への分化は観察されなかった。マウスマクロファージにラット交感神経細胞を作用させる条件下で観察を行ったが、破骨細胞への分化は観察できなかった。
さらに、ラット交感神経節の組織培養を行った。NGFの存在下で交感神経細胞が軸索を伸ばすことが観察できた。マウス脛骨と共培養し、マウス脛骨の破骨細胞数への影響を調べたが、交感神経節との共培養の有無にかかわらず脛骨の破骨細胞数は低下し、有意差は認めなかった。組織培養の条件設定の問題の可能性もあると考えた。
今回の研究で、ラット交感神経節細胞にRANKLが発現していることは確認された。交感神経節細胞の骨芽細胞分化への直接作用の有無をRANKLに焦点を当てて明らかにすることを試みたが、交感神経切除モデル、組織培養、細胞培養のいずれにおいても交感神経の有無で明らかな骨組織に対する作用において有意差は認められなかった。交感神経節細胞に発現しているRANK-Lがどのような作用を持っているかは興味が持たれるところであり、今後はそれぞれの実験系をさらに確立させ、さらに研究を発展させる必要があると考える。

Report

(2 results)
  • 2008 Annual Research Report
  • 2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2016-04-21  

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