過活動膀胱における脳由来ニューロステロイドの関与について
Project/Area Number |
19659410
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
秋野 裕信 University of Fukui, 医学部, 准教授 (90159335)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 修 福井大学, 医学部, 教授 (90242552)
棚瀬 和弥 福井大学, 医学部附属病院, 助教 (00359720)
三輪 吉司 福井大学, 医学部附属病院, 講師 (10209968)
前川 正信 福井大学, 医学部附属病院, 助教 (50362041)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 過活動膀胱 / 脳ステロイド / DHEA / ドパミン受容体 / グルタミン酸受容体 / 神経ステロイド / dehydroepiandrosterone / 動物実験 |
Research Abstract |
DHEAは脳内で合成されるステロイドである神経ステロイド(neurosteroids)の一つである。DHEAの欠乏が過活動膀胱の発生に関与するのか、そしてDHEAはGABA受容体・NMDA受容体のうちどれに作用してその発生に関係するのか、検討した。 8週齢雄性SDラットの両側副腎を摘出し、糖質ステロイドホルモンをdeoxycorticosterone acetate (DOCA) 40mg/kg/day皮下投与により補充したDHEA欠乏ラットを作製し(DHEA欠乏ラット)、DHEAの欠乏により、代謝ケージでの一回排尿量が減少することを確認した。DHEA欠乏ラットにDHEAを脳室内投与すると用量依存性に膀胱容量の増加と最大排尿圧の低下を認めた。 DHEA欠乏ラットに膀胱機能に影響しない程度のドパミン受容体antagonist:SCH-23390 (D1-selective dopaminergic antagonist) 0.03mg/kg/時間、sulpiride (D2-selective dopaminergic antagonist) 0.3mg/kg/時間、そしてNMDAグルタミン酸受容体antagonistであるMK-801 (NMDA glutamatergic antagonist) 0.01mg/kg/時間を静脈内投与後に、DHEAを脳室内に投与し、DHEAによる膀胱内圧測定結果の変化に対するこれらantagonistの影響を検討した。 SCH-23390によりDHEAによる膀胱容量の増大・排尿圧の低下は阻害された。SulpirideはDHEAによる膀胱内圧検査上の指標に影響を及ぼさなかった。MK-801は高容量でDHEAの作用を阻害した。 以上のことから、DHEAはドパミンD1受容体、NMDAグルタミン酸受容体を介して、中枢性に膀胱機能に影響を及ぼし、その欠乏は過活動膀胱の発生に関与することが明らかとなった。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)