腎・尿管の器官・組織形成異常の形成機構に基づく治療・予防法の開発
Project/Area Number |
19659414
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
大谷 浩 Shimane University, 医学部, 教授 (20160533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 暁洋 島根大学, 医学部, 助教 (70346378)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 尿管 / 腎臓 / ネフロン / 子宮外発生法 / マウス胚 / Wnt5a / 収斂伸長 / FGF7 |
Research Abstract |
1) 腎の位置・形態異常に関する研究 DNA合成期に核に取り込まれるbromo-deoxyuridineにより細胞を標識して追跡し、尿管上皮細胞の移動について詳細に解析した。その解析結果から、尿管の伸長には、胎生11日ごろには収斂伸長(convergent extension)のメカニズムが関わること、しかしそれのみならず、特に胎生12日以降には、部位特異的な細胞増殖の差も伸長に関わることが明らかになった。また尿管の伸長に偏りのある左右差があることが観察された。カエル初期胚の脊索伸長などにおける形態形成の調節因子であるWnt5aを、引き続き、子宮外発生法によりマウス胎児尿管の周囲に注入し、腎臓の位置・形態変化における効果を検証した。腎が骨盤位にある胎生11日に、一側の腎周囲結合組織に分子を注入し、腎が上昇する12日以降に胎児を得て、上昇度、尿管長、尿管芽の分枝、尿細管形成について解析した。現在まで試みた実験条件では、操作側と対照側の間の差が一定の傾向を認めるものの、個体差以上に有意であることが確認できなかった。複数分子との同時注入など、さらなる条件の検討が必要である。 2) ネフロン数の変異に関する研究 ネフロン数の計測法について、さらに検討を進めた。また、培養実験の報告に基づいて投与量および投与時期などの条件を変えながら、引き続き順次注入実験を進めているが、今のところネフロン数の増減について明確な結論を得るに至っておらず、さらに詳細な条件の検討が必要である。
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Report
(3 results)
Research Products
(40 results)