Project/Area Number |
19659445
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
大野 京子 Tokyo Medical and Dental University, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (30262174)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 育男 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (60100129)
望月 學 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10010464)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 角膜内皮細胞 / 転写 / 基板 / 免疫染色 / 光学顕微鏡 / 電子顕微鏡 / Na-K-ATPase / マトリックス / コラーゲン / フィブロネクチン / ラミニン |
Research Abstract |
本年はブタ角膜内皮細胞を用いてこれを基盤上に播種し、confluentになった状態において、ブタの角膜実質に転写させた。具体的にはブタの角膜を摘出し、Descmet膜ごと、角膜内皮細胞を除去し、露出した実質に基盤を接着させ、転写を行った。角膜内皮細胞を転写させたブタの角膜を光学顕微鏡、および電子顕微鏡にて観察を行ったところ、角膜内皮細胞は円柱状でDescmet膜とよく接着していた。また、tight junction, adherence junctionなどの細胞間接着装置も発達していた。さらに、Na-K-ATPaseを用いた免疫染色においても、転写した角膜内皮細胞にNa-K-ATPaseの発現が認められ、転写した角膜内皮細胞が機能していることが明らかになった。そこでつぎの段階として、実際にin vivoでの転写を行うために、家兎の角膜内皮細胞の培養条件の確立を行った。ブタの内皮細胞の培養と同じ条件でDescmet膜からtrypsinにて内皮細胞を単離し、培養を行ったところ、家兎の角膜内皮細胞もブタ角膜内皮細胞と同様の培養条件でよく増殖し、基板上で容易にconf1uentに達することを確認できた。来年度は、実際に家兎眼において、熱処置による角膜内皮障害モデルを作成した上で、つぎにこのモデルに対して、基盤上に作成した角膜内皮細胞シートをin vivoで転写させ、転写した角膜内皮細胞の機能を解析し、臨床応用への基礎を固める予定である。
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