Project/Area Number |
19659464
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Plastic surgery
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
坂村 律生 Niigata University, 医歯学総合病院, 助教 (90322106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新田 勇 新潟大学, 自然科学系, 教授 (30159082)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | シュリンクフィッタ法 / レーザー治療器 / 刺青 / 母斑 / 血管腫 |
Research Abstract |
血管腫、母斑、刺青等の治療にレーザー治療機器は効果を発揮している。しかし、現状のレーザー治療機器には限界ならびに欠点もある。本研究は、その限界、欠点を克服すべく、シュリンクフィッタ技術を用いた、より効果が高く、副作用のない、down timeのないレーザー治療機器、治療回数、期間の短い画期的なレーザー治療機器をめざした研究である。 レーザーを細く集光し(12μm〜120μm)、80mm四方にわたり走査することができるようになるシュリンクフィッタ技術を用いて、19年度に開発、改良を終了したレーザー装置を使用して、動物実験前の諸条件の設定等を行った。その後、ラットの背部に施した刺青を用いて1)至適条件の設定、2)肉眼所見と組織所見による効果判定と副作用判定を行った。 レーザー発信機はi)半導体(波長 671nm)、ii)YVO_4(波長1064nm)を用いた。 i)については、走査速度、治療回数を変えて検討した結果、副作用はないものの、真皮深層での刺青の消失を認めることができず、より効果の高いレーザー装置といえる結果は認めなかった。パワーに限界があり、パワーの設定が課題として残った。 ii)については、パワーを変えて検討した結果、少ない照射回数で、真皮深層の刺青消失の効果は高いものの、副作用(熱傷)の程度が強く、至適パワーの設定まで、今回の研究では至らなかった。しかし、今後パワー設定、走査速度設定の研究を続ければ、すぐれた装置ができる可能性が示唆された。
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