Sez12ノックアウトマウスを用いた顎形態形成に関する研究
Project/Area Number |
19659483
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
梶原 景正 Tokai University, 医学部, 講師 (00204397)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 穣 東海大学, 医学部, 教授 (10146706)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | Sez12 / ノックアウトマウス / 顎顔面領域 / 形態異常 / 神経冠細胞 / GFPノックイン / 咬合異常 / 鼻中隔湾曲症 / ノッケアウトマウス / 顎顏面領域 / 形態形成 / DiGeorge症候群 |
Research Abstract |
Sez12ノックアウトマウスに認められた顎形態異常の病理解剖学的解析 Sez12ノックアウトマウスおよび野生型マウスの骨格標本から顎骨の個々の寸法などを計測したところ、Sez12ノックアウトマウス上顎形態の異常、特にfrontonasal長の短縮が認められた。これら顎形態異常の影響をCTスキャンから3次元画像を解析したところ、frontonasa1長の短縮による咬合異常・歯列不正・副鼻腔短縮による鼻中隔湾曲症が認められた。 クラゲ緑色蛍光物質(GFP)ノックインを指標としたSez12の発生段階での発現解析 Sez12遺伝子の開始コドン上流にノックインされたGFP遺伝子は、Sez12内在性プロモータによる制御を受ける。著明なGFP蛍光レベルの上昇は、胎生10日目では神経堤・第一鰓弓・頭部間葉組織に認められた。出産直後のマウスでは、上顎・副鼻腔領域でGFP蛍光レベルが著しく高かった。従って、上顎領域の形態異常はSez12欠失により引き起こされ、また神経堤由来の神経冠細胞にSez12が欠失していることも上顎領域の形態異常の原因のひとつと考えられた。 Sez12とVelo-cardio-facial/DiGeore症候群との関連性についての検討 ヘテロ型Sez12ノックアウトマウスでも顎顔面異常が認められた。野生型およびヘテロ型・ホモ型のSez12ノックアウトマウスについて、頭部骨格標本からfrontonasal長の寸法を計測したところ、ヘテロ型Sez12ノックアウトマウスでも野生型と比較して有意にfrontonasal長の短縮が認められた。Hemizygousな22番染色体欠失に起因する本症候群のモデルマウスとして確立できることが伺える。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)