Research Project
Grant-in-Aid for Exploratory Research
1.マウス骨髄より間葉系幹細胞を分離回収するのに適した特異抗体に関する情報を文献検索と生物学系学会活動を通じて探し、Sca-1、c-kitとOct4等が妥当と判断された。2.昨年に引き続き、市販1社(Milteny Biotec社)の特異抗体付き磁性マイクロビーズを用いてマウス骨髄から間葉系幹細胞の回収を試みた。血球系細胞を除去後にSca-1抗体とc-kit抗体を有する磁性マイクロビーズを用いると最大の回収効率が得られた。3.ストレプトアビジンを表面コートした市販磁性マイクロビーズとビオチン標識1次抗体(例えばSca-1抗体)も当該目的に使用可能であることが確認された。4.表面にカルボキシル基を有する市販磁性ビーズに琥珀酸イミドとカルボジイミドを加えて有機エステル化しアミド結合によってラットの2次抗体を付加することに成功した。各種の抗ラット・マウス1次抗体(c-kit等)の結合を試みる段階まで立ち至った。5.ゾルーゲル法で合成した鉄製分配合シリカ系ガラス粉末はポリスチレンとの均質な複合化が困難であり、次段階の抗体との結合が困難であった。今後、複合体の均質化とポリスチレンへの有機官能基(カルボン酸等)の結合効率の改善および2次抗体の安定的結合を行うことを予定している。成功後、骨髄からの間葉系幹細胞の高効率な分離回収が可能になると考えられる。6.材料開発ではマウスの骨髄細胞を用いたが、ヒトの臨床応用を考慮した場合、ヒト骨髄からの間葉系幹細胞の分離回収が必要なため、今後、ヒト間葉系幹細胞に特異的な抗原の検索とヒト細胞用の磁性マイクロビーズの開発を行う予定である。
All 2009 2008 2007
All Journal Article (8 results) (of which Peer Reviewed: 7 results) Presentation (4 results)
Bio-mcd. Mater. Eng. 19(印刷中)
J. Biomed. Mater. Res. B Appl. Biomater. (未定)(印刷中)
J. Oral Tissue Eng. 6(1)
Pages: 33-40
110007004837
Dent. Mater. J. 27(4)
Pages: 573-580
セラミックス 43(4)
Pages: 290-293
10021138416
セラミックス 43(印刷中)
Dental Mater.J. 27(掲載確定)
J.Oral Tissue Eng. 5
Pages: 35-47
130004456586