Project/Area Number |
19659527
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
阪井 丘芳 Osaka University, 大学院・歯学研究科, 教授 (90379082)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野原 幹司 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (20346167)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 口蓋裂 / 口蓋閉鎖 / 遺伝子発現 / 器官培養 |
Research Abstract |
本研究は、口蓋裂の発生のメカニズムを解明し、臨床治療に応用するために、胎生期マウスの口蓋閉鎖に関わる分子機構を解析することを目標にしている。具体的には、口蓋突起の遺伝子発現を癒合前、癒合中、癒合後の3者間で比較し、口蓋閉鎖に関わる遺伝子群を探索することである。 平成20年度に実施した研究の成果については、 1.口蓋閉鎖に関わる遺伝子のスクリーニング (1)口蓋突起が接近した段階(癒合前)、(2)口蓋突起が癒合している段階(癒合中)、(3)口蓋突起が癒合した段階(癒合後)で、突起先端部のRNAを抽出し、T7RNA amplification法にてRNAを増幅し、T7-SAGE法を試みたが、時間を要したため、マイクロアレイ法を用いた遺伝子解析を開始した。 2.口蓋突起上皮に特異的に発現する遺伝子の発現量確認 癒合中・癒合後に、Carcinoembryonic antigen-related cell adhesion molecule 1 (CEACAM1)の発現量の増加が確認され、定量的real-time RT-PCRを用いても同様に発現量の増加が確認された。 3.口蓋突起癒合部に特異的に発現する遺伝子の発現分布確認 抗CEACAM1抗体を入手し、免疫組織学的解析を行うと、口蓋癒合中から癒合後にかけて、CEACAM1が口蓋突起先端部に強く発現していることが確認された。 4.器官培養を用いた機能阻害実験 機能阻害抗体にて口蓋癒合が阻害され、CEACAM1の口蓋癒合への関与が示唆された。 現在のところ、細胞接着因子CEACAM1の器官形成に対する関与は未だに報告されていない。今後、他の遺伝子も含めて、口蓋癒合に対する関与とメカニズムについても解析を行う予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(25 results)
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[Journal Article] Power Spectra Analysis of Levator veli Palatini Muscle Electromyogram during Velopharyngeal Closure for Swallowing, Speech and Blowing.2007
Author(s)
Nohara, K, Kotani, Y. Ojima, M, Sasao, Y, Tachimura, T and Sakai, T
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Journal Title
Dysphagia 22
Pages: 135-139
Related Report
Peer Reviewed
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