幹細胞移植による骨・軟骨再生と顎裂閉鎖治療への応用
Project/Area Number |
19659540
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthodontic/Pediatric dentistry
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
谷本 幸太郎 Hiroshima University, 病院, 講師 (20322240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹根 一夫 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30159032)
加来 真人 広島大学, 病院, 助教 (10325194)
植木 雅士 広島大学, 病院, 歯科診療医 (20444680)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 間葉系幹細胞 / ヒアルロン酸 / 担体 / 再生 / 機械的負荷 / 口蓋裂 |
Research Abstract |
1)顎裂閉鎖治療におけるMSCの臨床応用のための動物実験モデルの確立 ビーグル犬を用いた新規の顎裂モデルの作成に成功した。本モデルの特徴は、外科的に上顎骨の裂隙を形成した後、粘膜を縫合し1ヶ月の治癒期間を置くことにより、口蓋裂患者に対する口蓋形成術後に見られる口蓋粘膜の瘢痕組織を再現したことにある。これは、作成した顎裂の自然治癒を防止することにより、MSCによる骨再生誘導効果を明確にする狙いがある。 2)顎裂動物実験モデルを用いたMSCによる組織再生の検討 動物実験モデルへのMSCの移植を目的として、MSCの培養条件、担体の適合性、生理活性物質の添加についてin vitroの検討を行なった上で、ビーグル犬顎裂モデルに対してMSCの移植による骨再生を行なった。MSCは、同一個体の腸骨から小宮式穿刺針を用いて採取した骨髄から単離培養したものを用いた。担体として炭酸アパタイト顆粒を使用し、縫合部からの細胞の漏洩を防止するためにバリアメンブレンを適用した。移植後の口蓋部には感染や炎症の所見はなく、良好な経過が得られた。MSCの移植後3ヶ月において骨再生が生じたことがCT画像によって確認された。さらに、再生骨組織を採取し組織像の観察を行なったところ、アパタイト顆粒の間隙に、骨様組織の形成が認められた。以上の結果から、MSCによる口蓋裂における顎裂閉鎖治療の有効性が強く示唆された。また、MSCによる骨再生を効率良く行なうために、炭酸アパタイト顆粒およびバリアメンブレンを適用した術式が臨床的にも有用であることが明らかとなった。本研究をさらに継続、発展させることにより、将来の口蓋裂治療におけるMSC治療の実現が望まれる。
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Report
(2 results)
Research Products
(15 results)