Budget Amount *help |
¥3,280,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Research Abstract |
本研究では,いつでもどこでもネットワークに接続可能な,ユビキタスネットワーク社会において実現される,高度かつ多様な通信サービスを提供するために必要となるネットワークの根幹を支える技術として,様々なサービス提供機構との連携を可能とし,高い信頼性を確保しながら柔軟かつ強靱な通信路を提供する新たな経路制御機構を提案し,その実現に向けた有効性の検証を行うことを目的とする.二年間の研究期間において主に,高い信頼性を有するネットワークを構築するための技術の研究開発に取り組んだ.その中でも特に,今後,多様なサービスを提供可能な通信基盤であるマルチホップ無線網に着目し,網内のノードが相互に協調しながら隣接ノードの挙動を自律的に評価し,その結果を経路制御に反映する手法について検討を行った.さらに,検討した手法について様々な環境を想定した評価シナリオを作成し,計算機シミュレーションによる性能評価を行い,その有効性を示した.また,提案方式を計算機上に実装してデモンストレーション環境を構築し,実機を用いた動作検証によって,理論通りの有効性および実現可能性を示した.
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