Neural bases of order-learning and position-learning in Degu
Project/Area Number |
19700255
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cognitive science
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
UEKITA Tomoko The Institute of Physical and Chemical Research, 生物言語研究チーム, 研究員 (90435628)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,810,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 系列学習 / 文脈認知 / コミュニケーション / デグー / 海馬 / Octodon Degu / 物体探索 / タッチスクリーン |
Research Abstract |
本研究は、社会性齧歯類デグー(Octodon Degu)を対象に、順序や位置の情報処理過程を明らかにすることを目的とし、(1)オペラント学習場面における動作系列の訓練と(2)非学習場面における位置認知テストの開発と神経行動学的研究を行った。(1)に関し、雌雄のデグーに対しスクリーン上に提示された図形刺激を決まった順序で押すことにより報酬を得る訓練を行なった。完遂強化スケジュールでは系列学習は成立しなかったが、逐次強化スケジュールでは3項目の系列生成が可能であった。加えて、雌雄の学習曲線は異なっており、系列の獲得方略に雌雄差があることを示した。(2)に関し、Saveらの物体探索テストに基づき、デグーに適応した物体認知テストを設定した。視覚的にも触覚的にも異なる4つの物体を探索させるこのテストは動物の自発的な探索欲求に基づくものである。4つの物体を繰り返し探索させると、探索量は徐々に減少し馴化が生じる。しかし、物体の配置や物体そのものが変化すると探索量が増加した。この結果は他の齧歯類の結果と一致しており、空間認知と物体の新奇性認知についてデグーの行動基礎データを得たといえる。(3)当初予定していなかった行動実験として、同種他個体間のコミュニケーションの測定を行った。(2)と(3)に関して、その脳機構を明らかにするため、海馬損傷の効果を検討した。
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Report
(3 results)
Research Products
(14 results)