Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
実験(1)脳梗塞発症前の運動刺激がラット脳梗塞巣に及ぼす影響を調べることを目的に脳梗塞作成前のトレッドミル運動や豊かな環境での飼育を4週間行い、脳梗塞作成後の神経栄養因子ミッドカイン(MK)の発現を組織学的、免疫組織化学的に観察した。また、脳梗塞巣の大きさを画像解析装置を用いて調べた。脳梗塞作成後梗塞巣周辺にMK の発現が観察され、脳梗塞発症前の豊かな環境での飼育は脳梗塞巣の大きさを縮小させることが示唆された。実験(2)MK欠損マウスを使用して、末梢神経損傷後の神経栄養因子MKの働きを調べた。MK欠損マウスは野生型マウスと比べて、脱髄や軸索変性が軽度であり、多くの神経線維は脱髄所見が観察されず、変性が遅れていた。再生軸索数は野生型マウスと比べて少なかった。これらの結果より、MK欠損マウスはワーラー変性が野生型マウスと比べて遅れることが示唆された。それに随伴して神経再生が遅延することが明らかとなった。
All 2009 2008 2007
All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 3 results) Presentation (6 results)
J NeuroSci Res (In press)
Intern Med 47
Pages: 83-89
130000079613
Internal Medicine 47