唾液中ストレスマーカーを用いた体重階級制アスリートのコンディション評価の確立
Project/Area Number |
19700495
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Sports science
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
相澤 勝治 筑波大, 人間総合科学研究科, 研究員 (80375477)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2008: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | アスリート / 減量 / コンディショニング |
Research Abstract |
レスリングや柔道などの体重階級制競技は、短期間に急速な減量をすることより、試合時にコンディションを崩すことが経験的に問題視されてきた.しかしながら、これまで体重階級制アスリートに着目し、減量時のコンディショニングに関する研究は十分ではなかった.そこで本研究では、体重階級制競技における減量の実態把握と減量時の生体内ストレス応答変化を検討し、さらに心身のコンディションとの関連性を検討する. 上述の研究課題を明らかにすることは、過剰な減量を制限するための指針案の作成や、選手の個人特性に応じたコンディショニングへの応用が可能となり、アスリートの競技力向上のためのコンディショニング法としての応用が期待できると考えられる. そこで、平成19年度では、体重階級制競技選手を対象とし、実際に行われる減量時のストレス状態の変化について検討し、減量時に特異的にみられる唾液中ストレスマーカーを探索することである.レスリング選手を対象とし、通常の体重時の測定(通常期)、実際の試合前に行われる計量時(減量期)、試合後の回復期(回復期)に測定を行った。 測定項目は、唾液中ストレス因子として、コルチゾール(異化ホルモン)、テストステロン(同化ホルモン)、クロモグラニン(心理的ストレスの指標)、アミラーゼ(交感神経系の指標)とした。通常期に比べて減量期の唾液中ストレス因子は明らかに変化し、減量による心身のストレス状態を評価できるストレス因子として、アスリートのコンディション評価に応用できる可能性が示された.
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)