Budget Amount *help |
¥1,450,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2008: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Research Abstract |
本研究では植物根圏の水分涵養・地盤安定機能と,リン資材による鉛不溶化効果を組合せた,新しい汚染修復技術の実用化を目指すことを目的とした.特に根の生理活性が及ぶ根圏土壌におけるリン-鉛の化学反応を介した鉛の不溶化と微生物生態系への影響評価を検討した.本研究の結果,鉛の30-40%がリンと鉛が結合した緑鉛鉱の形態として不溶化されていることや,緑鉛鉱の生成割合は根圏土壌の方が非根圏土壌よりも高値を示したことが明らかになった.さらに,これまで明確にされていなかった,資材の添加が土壌の微生物生態系に与える影響について,土壌の酵素活性を測定することにより資材の生態系インパクトを評価した.本研究で開発したリン資材は,土壌の主要酵素活性に対する負の影響はなく,添加による生態系へのリスクは低いことが明らかになった.
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