ナノピンセットを用いた繊維性タンパク質‐薬物相互作用検出システムの基礎研究
Project/Area Number |
19710110
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Nanomaterials/Nanobioscience
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Research Institution | Shizuoka University (2008) Kagawa University (2007) |
Principal Investigator |
細木 真保 Shizuoka University, 電子工学研究所, 助教 (50363180)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,750,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2008: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | 分子マニピュレーション / マイクロファブリケーション / マイクロストリップ構造 / 分子マニビュレーション / ナノプローブ |
Research Abstract |
Siの微細加工技術を用いて作成されたピンセットを用いて、高周波電圧の印加によって線維性のタンパク質を伸長・捕獲する技術を開発した。アクチン繊維とアクチン結合タンパク質との結合反応を、プローブ間に捕獲されたアクチン繊維を流れる電流を計測することで検出した。ピンセットに伸長・補足されたアクチン繊維に対して、線維を切断する作用を持つタンパク質を加えることで、アクチン線維の結合の乖離反応を、導電性の低下を用いて測定できることを示した。これにより、アクチンなどの繊維性タンパク質の他種タンパクとの結合・乖離反応や薬物応答を、導電性の変化により計測できる可能性が示された。さらに、線維性タンパク質の高周波電気計測のために、マイクロス-トリップライン構造の対向電極デバイスを作成した。デバイスは、パイレックスガラス基板上に、10ナノメートルCr薄膜+50ナノメートルAu薄膜をスパッタリングにて形成後に、GND電極と信号電極をエッチングAuおよびCrのエッチングによって形成した。信号電極は分子を伸長・捕獲できるように対抗しており、信号線はGND電極で挟まれた構造となっている。市販のλ-DNAを用いて、プローブ間に分子が伸長・捕獲されることを確認した。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)