Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
先行研究の整理を行い、進路選択の一部としてではなく、成人期への「軌道」を形成するものとして職業選択を位置づけなおした。職業の選好や「働くこと」に対するイメージと、社会構造との関係について、中学生が望ましいと思う職業の序列が、おとなが望ましいと思う職業の序列とは異なっていること、性別や居住地域、家庭の教育的環境等の影響を受けていることが明らかになった。また、中学生の職場体験について、中学生の家族や地域に対する意識が事前と事後でどのように変わったかを分析したところ、数値の上下として測られる変化だけではなく、事前と事後における「働く」ことや「働く人」に対する認識の構造が変化していた。さらに、女子の進路分化研究はこれまでメリトクラティックな選抜原理を持つ学校を差異化の装置として批判してきたが、学校の選抜と配分機能の弱まりと台頭してきたペアレントクラシー、キャリア教育の導入といった事柄は、従来のジェンダー研究に新たな課題を突きつけている。
All 2009 2008 2007
All Journal Article (7 results) (of which Peer Reviewed: 3 results) Presentation (16 results)
PROCEEDINGS 05 SELECTED PAPERS
Pages: 133-138
120003912071
PROCEEDINGS 05 SELECTED PAPERS 05
日本子ども社会学会紀要『子ども社会研究』 14巻
Pages: 45-57
40016180190
お茶の水女子大学『人間文化創成科学研究科論叢』 10巻
Pages: 197-206
120001902458
お茶の水女子大学『人間文化創成科学研究科論叢』 10
日本子ども社会学会紀要『子ども社会研究』 14
労働政策研究・研修機構『日本労働研究雑誌』 No.569
Pages: 95-96