Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
樹木型骨格に発現した電子的勾配を介した、電子の移動のベクトル制御の可能性を示唆し、これが光エネルギー変換の鍵反応である「電荷分離状態」形成に効果的であることを確認した。単一分子にD-Aを共有結合で連結した分子について、その合成と電子移動速度の算出を行い、非対称な電子移動減衰を示し、勾配に沿って電子がデンドリマー内部から外側へ移動しやすく、逆方向への移動が抑えられていることが明らかとなった。また、DIA混合系における分子間電子移動を行うと、同様に常温常圧・均一系において非対称な電子移動が発現し、量子収率の損失なく10ms以上存在できる極めて安定なラジカルイオンペアの生成に成功している。固体中での光励起に伴うキャリア発生を伴った光導電性の発現においても、樹木型骨格が効率向上に大きく寄与していることを突き止めている。
All 2009 2008 2007
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Natire Chem (in press)
Commun
Pages: 5716-5718
Chemical Communication (Royal Society of Chemistry) 2008
J. Am. Chem. Soc. 129
Pages: 9256-9257
Journal of the American Chemical Society (J. Am. Chem. Soc.) 129・30