設計方法論における知識の表記と操作の形式に基づいた上流設計支援システムの研究
Project/Area Number |
19760101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Design engineering/Machine functional elements/Tribology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
野間口 大 Osaka University, 大学院・工学研究科, 助教 (90362657)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,720,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 設計工学 / 知識マネジメント / オントロジー / 設計支援システム / 設計方法論 |
Research Abstract |
本研究の目的は, 知識創造のプロセスである設計の上流段階を支援するために, そこで利用される設計知識の表現および設計知識の操作の形式を対象には依存しない汎用的なレベルで定め, 設計者の思考の過程を設計と同時に獲得し管理する知識管理型設計支援システムを構築することである. 設計方法論の背後には何らかの形でオントロジーを考えることができ, それは上流段階の設計を支援するシステムの基盤となり得るものである. つまり, 設計方法論は必然的に設計対象を記述するための概念を備えているものであり, 加えて設計対象に変更を加える際の着眼点を提供するものである. このように, 設計工学における設計方法論と情報科学におけるオントロジー技術の融合によって展開されるものが知識管理型設計支援である. 本研究では, 知識管理型設計支援システムの基盤となる設計のオントロジーを, いくつかの代表的な設計方法論から抽出し, 体系化を行うことを試みる. 今年度は, 平成19年度に引き続き, 統合設計法のオントロジーを抽出し, それに基づいて知識管理型設計支援システムをオブジェクト指向言語JAVAを用いて実装した. システム上で設計例題を実行することにより, 抽出したオントロジーのもとで設計者の思考の過程を設計と同時に獲得し管理しながら, 設計を支援できることを確認した. また, 例題の実行に基づくシステムの検証とオントロジー構築へのフィードバックを行い, その有効性を検証した.
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)