Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
地球環境問題を考える上で、自動車の車体軽量化のためにボディパネルにアルミニウム合金を使用することが望まれている。中でもAl-Mg-Si系合金は、中強度で成形性に優れるという観点からボディパネル材への適用が期待されている材料であるが、成形加工時にリジングと呼ばれる筋状の凹凸が圧延方向に発生するため、アウターボディパネルに用いる際の障害となっている。本研究では、このリジング発生機構を解明するために、Al-Mg-Si系合金中の結晶方位分布に着目した。その結果、Al-Mg-Si系合金のリジング発生を抑制するためには、加工熱処理工程中に生成する変形しやすい結晶粒の発生を抑制することが重要であることがわかった。また、熱間圧延温度を低くすることによって、これらの結晶粒の発生を抑えることが有効であることが明らかになった。
All 2008 2007
All Journal Article (8 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (14 results)
九州大学中央分析センター報告 No. 26
Pages: 8-14
40016490568
九州大学超高圧電顕室研究報告 No. 32
Pages: 74-75
社団法人軽金属学会研究部会報告書『中強度アルミニウム合金の材料物性』 No. 51
Pages: 16-22
Mater. Sci. Forum Vol. 558-559
Pages: 71-76
研究部会報告書『中強度アルミニウム合金の材料物性』 No.51
九州大学超高圧電顕室研究報告 No.32
九州大学中央分析センター報告 No.26
Mater. Sci. Forum 558-559